2022/10/21 ギグワークス株式会社
ギグワーカーのなかには、将来的に起業や独立しようか検討している方がいるでしょう。世間は、起業や独立をするタイミングとして、コロナ禍をどう捉えているのでしょうか。今回は、全国の20代~50代男女1,006人を対象に、ベンチャーサポートグループ株式会社が実施した調査結果をもとに、コロナ禍で起業や独立するタイミングについて解説します。
ベンチャーサポートグループ株式会社の調査によると、「新型コロナ感染拡大を機に起業や独立をしたいと思ったことはありますか?」という質問に対して、「いいえ」と回答した方が79.4%だったそうです。
コロナ禍での起業や独立を検討していない理由として、最も多かったのは65.6%の方が回答した「そもそも起業や独立は考えていないから」、次いで「コロナ禍での起業・独立はリスクしか感じないから」「業種を問わず、経営は不安定なものになると思うから」などが挙がりました。起業や独立を意識していない方が半数以上いることや、起業や独立することそのものに不安を感じる方がいると見受けられます。
また同調査内で、「コロナ禍が落ち着いた後であれば起業・独立を検討しようと思いますか?」という質問もしています。それに対して「とてもそう思う」「ある程度そう思う」と回答した方の合計は17.8%だったようです。
この結果から、約2割の方が社会の状況を鑑みて、起業や独立のタイミングを冷静に判断しようとしていることがわかります。一方、約8割の方が起業や独立を検討しないことや前章で挙がった理由から、多くの方がそもそも起業・独立はリスクをとる選択だという意識を持っており、とくにコロナ禍では過度なリスクを負わないようにしている方が多いと推測できます。
今回の調査から、コロナ禍での起業・独立を検討する方は約2割で、自分がとれるリスクや社会の状況を踏まえて検討していることがわかりました。
ギグワークや副業をしている方は、そのまま続けるか、起業や独立に繋げるか、ご自身の状況や目的に合わせて次のステップを検討するとよいでしょう。