2024/12/11   ギグワークス株式会社

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仕事探しの新しい現実:退職代行サービスの実態と求人応募の理由とは


退職代行サービスという新しい選択肢、そして求人選びの決め手とは何でしょうか。
今回は、総合人材情報サービスの株式会社アイデムが『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に行った、仕事探しに関する調査を紹介します。
 

■退職代行サービス、実際に利用する人はどれくらい?

今回の調査によると、退職代行サービスの認知度は約6割と広まりつつありますが、実際に「使ったことがある」という人はわずか3.2%でした。年代別では40~50代での認知度が高い一方、30代以下は「知らない」が最多でした。ただし、同じ30代以下でも「使ったことがある」が他の年代より高い傾向にあります。
サービスを利用する理由として挙げられたのは「人間関係のトラブル」や「ハラスメント」が上位でした。特に上司との関係が問題となることが多いようです。職場環境が改善されない中での最後の手段として、このサービスが注目されているのかもしれません。
 


■求人選び、パートと正社員で何が違う?

求人応募の理由は、雇用形態によって異なるようです。調査によると、パート・アルバイト希望者では「自宅から通いやすいから」が最も多く、次いで「希望の勤務時間帯」や「勤務時間数・日数の選択肢」が挙げられました。一方で、男性は柔軟性を、女性は扶養の範囲内で働ける条件を重視する傾向が見られました。
正社員希望者の応募理由では、「希望する仕事内容だから」がトップで、「自宅から通いやすいから」が次点でした。男性は高収入やキャリア支援を重視し、女性は通いやすさや能力の活かしやすさを重要視する傾向があり、性別や働き方の価値観が反映されているようです。
 

■まとめ

退職代行サービスや求人選びに関する調査結果から、働く人々の多様な価値観と課題が見えてきました。職場環境の改善が望まれる一方で、働きやすさや柔軟性を求める声も大きいことが明らかです。働く私たち自身も、自分に合った働き方を見つけるための選択肢を意識していきたいです。