2024/12/18   ギグワークス株式会社

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新社会人の不安、入社後すぐのテレワークはどうなる?


入社直後からテレワークを求められる状況に、多くの方が戸惑いを感じているのではないでしょうか。
今回は、株式会社学情が2025年4月に入社を控える新社会人を対象に行った、「入社後すぐのテレワーク」について調査を紹介します。
 

■入社後すぐのテレワーク、本当に大丈夫?

今回のアンケートでは、入社直後のテレワークに「不安がある」と答えた人が44.9%、さらに「どちらかと言えば不安」と回答した人が35.9%で、合わせて8割を超える結果となりました。
「対面の方が質問しやすい」「人間関係ができていない状態でのテレワークは心配」など、コミュニケーションや環境に関する課題が挙げられています。また、「業務を一通り覚えてからテレワークに移りたい」と、まずは基本を学びたいという声も多く寄せられました。
一方で、「不安はない」と答えた人は10.6%と少数派でしたが、「オンライン授業やアルバイトでの経験があるため対応できる」という、自信を持つ回答もありました。テレワークに対する意識には、個人差が大きいようです。
 


■新社会人が感じるテレワークの具体的な不安とは?

新社会人がテレワークに対して最も不安を感じるポイントとして挙げられたのは、「仕事の進め方の習得」で、85%がこれを課題としています。次いで、「先輩や上司などの社内の人間関係」が73.1%、「仕事で必要なスキルの習得」が69.4%、「同期とのつながり」が58.1%と続きました。
特に「相談しづらい環境では、仕事の理解が遅れる」「社内の雰囲気を掴みにくい」といった声が、テレワークの弱点として浮き彫りになっています。
テレワークに前向きな新社会人もいますが、多くの人が「準備不足」や「環境の不安定さ」を感じているのが現状です。この課題を解決するには、企業側のサポートや環境整備が鍵となるでしょう。
 

■まとめ

入社直後からのテレワークは、効率的な働き方として注目される一方で、新社会人にとっては大きな挑戦でもあります。事前研修やコミュニケーションの工夫を通じて、不安を少しでも和らげる取り組みが必要です。新しい環境での一歩をスムーズに踏み出すために、企業と社員の双方が協力していくことが求められるでしょう。