2024/12/24 ギグワークス株式会社
年末年始に向けて短期アルバイトの需要が高まる中、Z世代を中心とした若年層の働き方が注目されています。
今回は、株式会社エントリーが16歳~22歳の全国の学生を対象に行った、「年末年始の短期アルバイトに関する調査」を紹介します。
今回の調査によると、年末年始に約7割の学生が短期アルバイトを希望している結果となりました。今年注目されたのは「イベント運営スタッフ」や「リゾート施設」で、コロナ禍明けの影響から非日常的な体験が人気を集めているようです。「イベント運営スタッフ」は昨年から約24ポイント増加し、短期間で特別な経験ができる仕事が特に選ばれているようです。アルバイトが単なる収入源ではなく、新しい体験や刺激を求める手段としても捉えられていることがうかがえます。
物価高が続く昨今、時給や日給の高さを重視する学生が増加しています。調査では、70%の学生が「高時給・高日給」を最も重視していると回答しました。また、勤務時間の自由度も重要視される傾向がありました。特に短期間で効率よく収入を得られることが求められ、時間効率を追求するタイパ志向が顕著と言えるでしょう。
一方で、短期バイトへの不安も根強いことが分かりました。調査では54.5%の学生がアルバイトに対する不安を感じていると回答。その多くが「一人で現場に行く不安」や「安全性が分からないこと」を理由に挙げています。短期バイトの手軽さが魅力である反面、安全性やサポートの有無が重要視される現状が浮き彫りになりました。学生たちは、高い時給だけでなく、安心して働ける環境も求めているようです。
Z世代の年末年始バイト選びは、タイパを重視しつつ非日常を求める新しい価値観が反映されています。しかし、短期バイト特有の不安も根強く、安全で信頼できる環境へのニーズが高まっています。働く目的が多様化する中で、収入だけでなく安心感や体験価値も重視される未来の働き方が垣間見えると言えるでしょう。
※出典元
株式会社エントリー
https://entry-inc.jp/