2025/04/11 ギグワークス株式会社
あなたは短時間・単発の「スポットワーク」で働いたことがありますか?
今回は、ツナグ働き方研究所が発表した「スポットワークマーケットデータレポート」の2025年1月度最新データについて紹介します。
2025年1月のスポットワーク求人倍率は2.41倍と、前年同月から大きく上昇しました。これは、単発の仕事を探す人にとっては選択肢が広がっていることを意味します。ただし、12月の年末需要が落ち着いた影響で、求人数自体は前月より半減し、やや抑えられた印象です。それでも前年比では8か月連続で上昇しており、スポットワークのニーズが根強いことがわかります。短期で働きたい人にとって、ますます注目の市場になっていると感じます。
一方で、新たに募集されたスポットワークの件数は66,880件と、前年同月比で約20%減少しました。これで4か月連続のマイナスとなり、特に運送・ドライバー系の減少が顕著で、前年から約半減しています。一見するとネガティブな印象を受けますが、これは職種の偏りや季節要因も影響している可能性があります。安定して募集のある職種に目を向けることが、今後のスポットワーク活用の鍵になるかもしれませんね。
2025年1月のスポットワーカーの平均時給は1,230円で、通常のアルバイトよりも10円高いという結果になりました。倉庫内作業などの職種では、さらに高く1,280円となっており、短時間でも効率的に稼げる点が魅力です。時間の融通が利くうえ、時給面でも優れているスポットワークは、副業やスキマ時間の活用法としてかなり使えるのではないでしょうか。
今回のデータからは、スポットワークという新しい働き方が着実に社会に浸透しつつある様子が見えてきました。求人倍率の上昇や時給の高さは魅力的ですが、職種によって募集状況に差があるため、自分に合った仕事を見極める力も求められそうです。フレキシブルな働き方を求める人にとって、今後ますます注目される市場になるのではないでしょうか。