2024/12/06   ギグワークス株式会社

業界ニュース

【2024年9月版】スポットワーカーの動向について


短時間・単発で働く「スポットワーカー」の市場は急速に拡大しています。
今回は、毎月紹介している、ツナグ働き方研究所が発表した「スポットワークマーケットデータレポート」を2024年9月度最新データについて紹介します。
 

■求人倍率が2.54倍に! スポットワーク需要の高まり

今回の調査での2024年9月のスポットワーク市場で注目すべきは、求人倍率が前年比+0.71ポイント増の2.54倍に達した点です。9月は年末に向けた需要が高まる傾向があるため、この結果は予想通りともいえます。しかし、4か月連続で前年同月を上回る伸び率は、市場全体の活性化を象徴しています。この増加は、働きたい人にとって選択肢が広がることを意味し、短時間での労働を希望する層には朗報といえるでしょう。
 


■新規ワーク数も増加! 特に倉庫内・軽作業が人気

新規に提供されるスポットワーク数は前年比+3.4%増の84,073件と、5か月連続で増加を記録しました。中でも、倉庫内や軽作業といった職種が前年比+34.6%という驚異的な伸びを見せています。この成長は、物流業界の需要増加や、柔軟な働き方を求める人々の関心の高まりによるものと考えられます。この分野に興味があるなら、これからのチャンスを見逃さないことが重要となるでしょう。
 

■平均賃金は1,176円! 通常のアルバイトと比較してどうなのか?

スポットワーカーの平均賃金は1,176円で、通常のアルバイトより17円低い結果となりました。しかし、運送・ドライバー職の平均賃金が1,245円と高い水準を維持していることから、職種によっては競争力のある賃金が期待できます。また、前年比では+20円の上昇を見せており、スポットワーク市場の成長が賃金にも影響を与えていると言えるでしょう。
 

■まとめ

スポットワーク市場は、求人倍率や新規ワーク数の増加を背景に拡大を続けています。平均賃金が通常のアルバイトより若干低いものの、職種や柔軟性の観点から見ると魅力的な選択肢となり得ます。多様な働き方を求める現代社会において、この市場の成長は新たな可能性を提示していると言えるでしょう。