2024/10/08   ギグワークス株式会社

業界ニュース

【2024年7月版】スポットワーカーの動向について


今、単発や短時間で働く「スポットワーク」が注目されています。
今回は、毎月紹介している、ツナグ働き方研究所が発表した「スポットワークマーケットデータレポート」を2024年7月度最新データについて紹介します。
 

■求人倍率が急増? スポットワークの人気が加速

今回の調査によると、2024年7月のスポットワーク求人倍率は2.88倍に達し、前年比で+1.05ポイントの大幅な伸びを記録しました。つまり、単発ワークを探している人に対して、2.88件の求人があるということです。この背景には、企業側が柔軟な働き手を求める傾向が強まっていることが挙げられます。特に、短期間で効率よく働けるスポットワーカーの需要が高まっているため、求人倍率が急増していると言えるでしょう。
さらに、この傾向は特に倉庫内作業や軽作業などの職種で顕著です。これらの職種では前年同月比で46.8%もの増加が見られ、物流や製造業などが特にスポットワーカーを求めていることが分かります。こうしたデータから、スポットワーク市場は今後も拡大する可能性が高いと予想されます。
 


■スポットワークの時給も上昇? その魅力とは

もう一つ注目すべき点は、スポットワークの時給が上昇していることです。2024年7月の平均時給は1,185円で、これは通常のアルバイトと同等の水準に達しています。前年同月比で22円の増加が見られ、スポットワークに従事する労働者の収入も改善されていることが伺えます。
特に、コンビニスタッフのスポットワークでは、通常のアルバイトよりも時給が高く、28円の差があることがわかりました。短時間で効率よく稼ぎたいという人々にとって、スポットワークはますます魅力的な選択肢になっているようです。
 

■まとめ

スポットワーク市場は、求人倍率の上昇や時給の増加といったデータからもわかる通り、今後ますます拡大していくことが予想されます。特に、物流や軽作業といった分野では需要が高まり、短期間で働くことを希望する人々にとって非常に魅力的な市場となっています。このような働き方は、企業と働き手の双方にとってメリットがあり、柔軟な働き方を求める時代の流れに合致しています。