2024/06/27 ギグワークス株式会社
あなたの会社の福利厚生は十分に整っていますか?
今回は、jinjer株式会社が経営層・人事担当者計539名を対象に行った、「福利厚生を通した人的資本への投資に関する実態調査」を紹介します。
近年、リモートワークやダイバーシティ経営の普及により、働き方が多様化しています。このような変化の中で、企業の福利厚生は従業員のエンゲージメントを高める重要な手段となっていると言えるでしょう。今回の調査によると、企業の約71.2%が法定外福利を導入しており、その目的は主に「従業員の定着」「人材の確保」「意欲の向上」となっています。
調査では、企業が実施する福利厚生の中で最も多かったのは「ライフサポート費用」の提供でした。具体的には、住宅購入補助や引越し補助が43.6%と最も多く、次いで「慶弔関係費用」が42.1%、「医療・健康費用」が40.6%と続きました。これらの福利厚生は、従業員の生活を支え、仕事に集中できる環境を提供するための重要な要素でしょう。
一方で、福利厚生の運用には多くの課題があることも明らかになりました。管理者側からは「管理の負担」(34.7%)や「コストがかかる」(33.6%)、「利用率が低い」(28.4%)という声が多く挙げられました。また、従業員側からも「福利厚生をもっと充実させてほしい」という要望が50%以上の企業で見られ、現行の福利厚生への満足度が低い傾向が伺えます。
今回の調査結果から、企業の福利厚生は多くの従業員にとって重要な要素である一方、その運用には多くの課題があることが明らかになりました。福利厚生を充実させることは、従業員の満足度を高め、企業の成長にもつながるでしょう。各企業が自社の状況を見直し、より良い福利厚生の提供を目指すことが求められます。
※出典元
jinjer株式会社
https://jinjer.co.jp/