2024/05/21 ギグワークス株式会社
あなたは日々の仕事やプライベートで「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識していますか?
今回は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』が働く女性463名を対象に行った、「タイパ(タイムパフォーマンス)」についてアンケートを紹介します。
今回の調査によると、84.7%の女性が仕事においてタイパを意識していることがわかりました。年代が上がるにつれ、その傾向は顕著になり、20代では26.7%だった意識度が、30代で39.2%、40代では44.9%に増加します。役職が上がり業務が複雑化することで、時間の使い方に敏感になっていると考えられます。
タイパを向上させるために実践していることとして、「不要な業務の整理、削減」が最も多い回答でした。また、「わからないことはすぐ質問する」や「タスクをカレンダーで時間管理する」といった工夫も多く見られました。職場全体でも業務効率化ツールの導入や業務削減が進んでいる一方、約3割の職場では特別な取り組みがなされていない現実も浮かび上がりました。
仕事だけでなく、プライベートでもタイパを意識している女性は少なくありません。この調査では、74.5%の女性がプライベートにおいてもタイパを意識していると回答しました。その中でも「ネットで買い物をする」という回答が最も多く、次いで「動画はながら見をする」や「遊ぶ相手を慎重に選ぶ」といった工夫が挙げられました。家事を並行して行うことや、スケジュールを立てて無駄を省くことも多くの女性に支持されています。
タイパを意識することには、多くのメリットがあります。調査では80.4%の女性がタイパを意識して生活することを肯定的に捉えています。その理由として、「時間は有限なので、効率的に生活することで自分の時間を増やせる」や「効率よく動くことで緊急事態にも対処しやすくなる」といった意見がありました。
一方で、タイパを意識しすぎることのデメリットも指摘されています。「タイパを気にしすぎて逆に疲れる」や「本当の自分を忘れてしまうことがある」といった声も聞かれました。また、タイパを意識するあまりに、趣味やエンタメを楽しむ時間が減ることへの懸念もありました。
今回は、働く女性たちがタイパを意識する理由とその実践方法について見てきました。タイパを意識することで、仕事もプライベートも効率よく進められる一方で、そのバランスを保つことが重要です。自分に合ったタイパの取り組みを見つけ、無理なく実践していくことが大切です。