2022/11/04   ギグワークス株式会社

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正社員の半数以上が副業を前向きに検討!正社員が副業を始めるきっかけは?

近年、企業で正社員として働く方でもギグワークを始める方が出てきています。今回は、株式会社リクルートが正社員として働く人2,000人以上を対象に実施した2021年度の調査をもとに、正社員の副業や兼業に関する意向や、副業を始めるきっかけについてご紹介します。
 

■正社員の半数以上に副業や兼業の実施意向がある



株式会社リクルートの調査によると、副業や兼業をしたいと考えている方は半数以上いました。その内訳は、副業や兼業をすでにしている方が9.4%、過去に副業や兼業を経験していて今後も実施予定の方が5.6%、経験はないけれど今後実施予定の方が40.9%となっています。年代別では、20代~30代が副業や兼業をすでにしている方や実施予定の方の割合が高かったようです。
この傾向は、同じ内容の調査がおこなわれた2020年と大きく変化はないそうです。コロナ禍である2020年と2021年は、企業に勤める正社員が既存の仕事だけでは稼ぎなどに不安があり、副業を前向きに検討したことが推測できます。
 

■正社員が副業を始めるきっかけの一つは企業からの後押し



正社員にとって、何が副業実施や検討のきっかけとなるのでしょうか。
同調査内できっかけについても回答を得ています。最も多かった回答は「すでに兼業・副業をしている人が身近にいた」で30.8%、2番目は「会社から兼業・副業制度の説明があった」で22.5%、3番目は「ライフスタイルの変化により時間ができた」で22%となっています。また、「会社から兼業・副業のやり方等のアドバイスがあった」という回答もありました。
2020年に比べて2021年は、企業側からの副業に関する働きかけが副業のきっかけになったという旨の回答の割合が増えたそうです。コロナ禍では、正社員側の副業への意欲が高まっただけでなく、企業側も正社員が副業や兼業に取り組むことを前向きに捉えていることがわかります。
 

■まとめ

今回の調査内容から、企業の正社員の半数以上が副業実施を検討していることがわかりました。企業の副業を認めたり推進したりする取り組みが、正社員が副業を前向きに検討しやすくなったという背景があります。所属する会社に副業を後押ししてくれる制度や人材があると、正社員でありギグワーカーである方にとっては心強いですね。