2024/03/14   ギグワークス株式会社

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ITリスキリング挑戦者、目標達成に悩むミドル・シニア世代の現実


あなたはリスキリングで目指す成果を達成できていますか?
今回は、アクサス株式会社がリスキリングとしてITスキルを学んだ経験がある30歳以上の社会人1,008名を対象に行った、「ITスキル×リスキリングに関する調査」を紹介します。
現代社会では、デジタルトランスフォーメーションや新しいビジネスモデルへの対応が求められ、リスキリングの重要性が高まっています。特に、ミドル世代やシニア世代において、新たなスキル習得の動きが見られますが、その実態はどうなのでしょうか。
 

■リスキリングは現職での活躍を目指して

多くの人がリスキリングを始める理由は、現職での活躍の幅を広げるためです。約7割の人がこの目的でリスキリングに取り組んでおり、特に30歳から40歳未満の間でキャリアプランの見直しとしてリスキリングを選択しています。しかし、リスキリングにかける時間は月20時間未満と限られており、多くの人が「PCの基本操作」や「基礎的なIT知識」の習得に留まっているようです。
 


■実現したいことは叶っている?

今回の調査では、残念ながら約6割の人がリスキリングを通じて実現したいことを叶えられていないと回答しています。主な理由として、学習時間の不足や自己学習の限界が挙げられています。リスキリングで得たスキルは業務の効率化には役立っているものの、多くの人がスキルアップを実感できていないのが現状です。
 

■まとめ

リスキリングは多くのミドル世代・シニア世代にとって、キャリアの再構築やスキルアップの機会を提供しています。しかし、実際には目指す成果を達成できていない人が多いことが明らかになりました。成功するためには、十分な学習時間の確保と専門家からのサポートが鍵となるでしょう。リスキリングに取り組むすべての人が、その努力が報われるような環境作りが今後の課題と言えます。