2024/05/13   ギグワークス株式会社

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主婦・主夫の仕事と家庭の両立:困難と支援の現実


あなたは仕事と家庭の両立に悩んでいますか?
今回は、『しゅふJOB総研』が仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に行った、『仕事との両立と家族の協力』をテーマにしたアンケートを紹介します。
 

■仕事と家庭のバランスは取れている?

今回の調査によると、仕事と家庭の両立に悩んでいる主婦や主夫は58.2%にのぼる結果となりました。特に30代以下ではその割合が85.9%と非常に高く、子供の数が多い家庭ほど両立の悩みも増えていることが明らかになりました。この数字から、世代や家庭環境によって抱える問題の大きさが変わることがうかがえます。一方で、悩んでいないと回答した人も9.2%おり、全員が全員悩んでいるわけではないようです。
 


■家族は仕事を応援してくれている?

調査結果によれば、働くことを応援してくれる家族の中で最も多いのは配偶者で70.5%、次いで子供が57.0%です。しかし、家事や育児の負担は依然として主婦や主夫に大きくのしかかっており、働く上での心強い支えとなっているとは言い難い状況も見受けられます。家族のサポートがあるとはいえ、その実態は必ずしも十分とは言えないのが現実のようです。
 

■社会は主婦・主夫の働きやすい環境を提供しているのか?

フリーコメントからは、家族の協力が不可欠であるものの、実際には家事や育児の負担が減少するわけではないという声が多く聞かれます。また、仕事を持つことに反対している家族は少ないものの、仕事と家事の両立に対する社会的な支援や理解はまだまだ不十分のようです。特にパートタイムや非正規雇用で働く人々が直面する困難は、しばしば見過ごされがちと感じます。
 

■まとめ

今回の調査は、仕事と家庭の両立を目指す主婦・主夫が直面する現実に光を当てました。家族からの支援はあるものの、社会全体としてのサポートの拡充が求められる状況です。個々の家庭だけでなく、職場や社会がどう支えるかが今後の課題となるでしょう。