2024/07/25   ギグワークス株式会社

業界ニュース

中間管理職のストレスとAI副業の影響とは


あなたは職場でストレスを抱えていませんか?
今回は、株式会社マイナビが全国15歳以上の14,000人を対象に行った、現在のキャリアと生活の実態や変化を調査した「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」を紹介します。
 

■最もストレスを感じるのは?

今回の調査によると、課長級の管理職は、長時間の労働時間と多忙なスケジュールに加えて、意見の受け入れられやすさや人間関係の満足度が低いことが明らかになりました。部長級と比較して、課長級の意見が職場で受け入れられにくく、また人間関係の満足度も低いという結果です。このような環境下で働くことが、課長級の高いストレスレベルに繋がっていると考えられます。長時間労働と職場の人間関係の問題は、ストレスを増大させる要因として無視できないでしょう。
 


■昇進意欲の減少とその背景

調査によれば、年代が上がるほど昇進意欲が減少する傾向が見られます。特に男性40代、女性30代では「昇進したくない」と答える人が多くなる結果となり、その主な理由として責任の重さやメリットを感じないことが挙げられています。また、若い世代では家庭との両立が難しいと感じている人も多いです。このような結果は、昇進に対するネガティブなイメージが広がっていることを示しています。責任の重さや家庭とのバランスを考えると、昇進は一概に良いこととは言えないのかもしれません。
 

■副業での生成AI活用とその効果

今回の調査では副業に関する調査も行っており、副業を行っている人の約41.3%が生成AIを利用しており、利用者の年間収入は約120万円に達しているようです。これは、生成AIを利用していない人の収入の約2倍という結果です。生成AIは、情報収集やアイデア出し、エクセルの関数生成などで活用されており、効率的に副業を進める手助けをしています。この結果から、生成AIの活用が副業収入を大幅に増やす手段として有効であることがわかります。限られた時間を有効に使い、副収入を得る手段として生成AIは非常に魅力的と言えるでしょう。
 

■まとめ

今回の調査結果から、中間管理職の課長級が特に高いストレスを感じていること、副業において生成AIの活用が収入増加に繋がっていることが明らかになりました。これらの結果を踏まえ、企業は働きやすさを向上させるための対策を講じる必要があるでしょう。また、生成AIの活用は、副業における新たな可能性を示しており、今後も注目される分野となるでしょう。