2024/04/09 ギグワークス株式会社
あなたの収入は今後増える見込みがありますか?
大企業と中小企業、高所得者と低所得者の間で賃上げの格差が広がっているようです。
今回は、紀尾井町戦略研究所株式会社が18歳以上の男女1,000人に行った、時事関係のトピックを中心としたWeb調査を紹介します。
今回の調査によると、大手企業や高所得者の間で賃上げが進んでいる一方で、中小企業や低所得者は賃上げが低調であることが明らかになりました。特に、今年の春闘では大手企業での高水準の賃上げが相次いでいますが、その波及効果が中小企業にまで及んでいない現状があります。また、賃金が上がれば物価も上がるという「物価と賃金の好循環」が期待されていますが、実際にはその循環がスムーズに機能しているとは言い難い状況のようです。
調査結果によると、5年後の収入に対する見通しはあまり明るくないことが示されています。収入が「変わらず」32.4%、「減るかゼロに」32.5%と回答した人が多く、収入が「増える」と回答した人はわずか15.1%にとどまりました。この結果から、多くの人が現在の経済状況に対して悲観的であることが伺えます。特に、中小企業や低所得者の間では、将来的な収入増に対する期待が低いことがうかがえます。
今回の調査からは、大手企業や高所得者の賃上げが進む一方で、中小企業や低所得者の賃上げは低調であることが明らかになりました。また、多くの人が5年後の収入に対して悲観的な見通しを持っていることが分かります。これらの結果は、日本経済全体の「物価と賃金の好循環」を実現するためには、まだ多くの課題があることを示しています。経済の健全な成長と個人の収入増加を実現するためには、政府や企業がさらなる努力をする必要があるでしょう。