2024/05/30 ギグワークス株式会社
あなたは職場の悩みを誰に相談していますか?
給与、仕事の内容、人間関係など、日々の仕事における悩みは誰しもが抱えるものでしょう。
今回は、オンラインカウンセリングサービス『yoridocoro(よりどころ)』を運営するポルムス株式会社が20~40代の管理職以外の正社員を対象に行った、「正社員の悩み」に関する調査を紹介します。
今回の調査の結果、最も多くの人が抱える悩みは「給与面」であり、全体の44.7%にのぼりました。この結果は、生活費や将来の見通しに不安を感じる声が多いことを示していると言えるでしょう。また、「人間関係(30.8%)」や「業務内容(28.8%)」も多くの人が抱える悩みとして挙げられました。
具体的な悩みとしては、給与面に関する悩みでは「給与が低く、結婚や子育てを考える余裕がない」という声や、「給料がなかなか上がらない」という声がありました。人間関係では「先輩とのコミュニケーションがうまくいかない」や「上司のやり方に不満があるが言えない」といった問題が挙げられています。業務内容に関しては、「業務量が多すぎて定時に終わらない」や「自分の得意分野でない仕事が多く、転職を考えるが勇気が出ない」といった悩みがありました。
次に、これらの悩みをどう解決しているのかについて調査したところ、「周りの人に相談する(44.2%)」という回答が最も多く、続いて「休む・寝る(34.3%)」、「自分で解決する(27.4%)」という結果になりました。約4割の人が周りの人に相談している一方で、自己解決を試みる人も少なくないことが分かります。
さらに、仕事の悩みを相談する相手として最も多かったのは「家族(57.6%)」で、次いで「友人(46.9%)」、そして「恋人・パートナー(26.8%)」でした。上司や同僚に相談する人は約4割にとどまり、同じ職場の人に相談しにくいと感じる人が多いことが伺えます。
仕事の悩みを上司や同僚に相談しない理由について尋ねたところ、「信頼していないため(36.1%)」が最も多く、続いて「明確な解決策を得られないから(19.3%)」という結果になりました。職場で信頼関係を築けず、悩みの相談相手を見つけられない人が多いようです。
また、上司や同僚に相談する際の懸念点として「自分都合の話なので気が引ける(37.7%)」という回答が多く、相談相手の気持ちや時間を考慮して遠慮する人が多いことが分かりました。
今回の調査から、若手正社員が抱える多くの悩みが明らかになりました。特に給与、人間関係、業務内容に関する悩みが多く、これらの悩みを解決するためには信頼できる相談相手が重要です。しかし、職場での信頼関係の欠如が相談を難しくしている現状も浮き彫りになりました。昨今人気になっている、オンラインカウンセリングサービス等のサポートが、今後ますます必要とされるでしょう。