2024/08/07   ギグワークス株式会社

業界ニュース

【2024年5月版】スポットワーカーの動向について


近年、単発・短時間・短期間で働くスポットワーカーの需要が急増しています。
今回は、毎月紹介している、ツナグ働き方研究所が発表した「スポットワークマーケットデータレポート」を2024年5月度最新データについて紹介します。
 

■スポットワーク求人倍率の現状は?

今回の調査によると、2024年5月度のスポットワーク求人倍率は1.46倍で、前年に比べて求人倍率が減少していますが、求人数は22.6%増加、求職者数は25.7%増加と、依然として高い需要を示しています。求人数の減少は季節的な要因によるもので、全体としては依然としてスポットワークの需要は強いことが伺えます。このデータからも、スポットワークは求職者にとって魅力的な選択肢となっていることが分かります。
 


■新規ワーク数の増加と主要職種の動向

2024年5月度の新規ワーク数は79,882件と前年比21.9%の増加を記録しました。特にコンビニスタッフの新規ワーク数は前年比48.2%増加しており、急速に需要が高まっています。これは、コンビニ業界全体の人手不足が背景にあると考えられます。スポットワークは、即戦力を必要とする業界にとって、非常に有効な雇用手段となっていることが明らかです。
 

■スポットワーカーの平均時給とその動向

2024年5月度のスポットワーカーの平均時給は1,173円で、前月比17円の減少となりましたが、前年同期比では2円の増加を見せています。通常のアルバイト平均時給と比べると若干低いものの、スポットワークの柔軟性や短期間での就労機会を考慮すると、多くの求職者にとって魅力的な選択肢となっています。特に倉庫内・軽作業の賃金差が大きく、スポットワークの方が通常のアルバイトよりも若干低い傾向にありますが、それでも多くの人にとって利便性の高い働き方として支持されていると言えるでしょう。
 

■まとめ

スポットワーク市場は引き続き拡大しており、多くの求職者と求人が活発に動いています。特にコンビニスタッフや軽作業といった主要職種での需要が高まっており、今後もこの傾向は続くと予想されます。スポットワークは、短期間での就労を希望する人々にとって、非常に魅力的な選択肢であることが改めて確認されました。これからの働き方の一つとして、ますます注目されることでしょう。