2024/06/10 ギグワークス株式会社
あなたは警備業界に興味がありますか?
今回は、株式会社シービーティーが20~60代以上の警備業就業経験者550人を対象に行った、意識調査を紹介します。
警備業界に足を踏み入れた理由を尋ねると、約半数が「年齢制限がない」「未経験でもできる」と答えました。特に20代は、「年齢制限がない」という理由が約65%と圧倒的でした。給与や業務量が自分に合っていると感じた人も多く、夜勤や資格取得による給与アップが魅力とされています。一方、40代から60代以上では、「未経験でもできる」という理由が多く、警備業界が幅広い年齢層に門戸を開いていることがうかがえます。
警備員としての仕事を続ける理由として最も多かったのは、「シフト対応が柔軟」であることでした。全体の56.4%がこの理由を挙げ、各年代においても同様の結果が見られました。特に20代では、70.2%がこの理由を挙げており、シフト管理がスムーズであることが強調されました。
さらに、60代以上では「体力的負担が少ない」「業務時間が適度」といった理由も上位に挙げられました。警備業務は長時間立ちっぱなしのイメージがありますが、実際には体力的負担が少ない業務も多いことが示唆されます。
一方で、警備員を辞めた理由についても調査が行われました。全体では「体力的負担が大きい」「業務量の割に給与が良くない」「労働環境が整っていない」が主な理由として挙げられました。特に30代と40代では、「労働環境が整っていない」という理由が最多であり、若い世代の定着率向上が課題となっています。
また、20代は「体力的負担が大きい」と感じる人が多く、施設警備や交通警備など、警備する場所によって仕事内容が大きく異なることも影響しているようです。これらの結果から、労働環境の整備が今後の警備業界の重要となるでしょう。
今回の調査結果から、警備員が働き続けるためには労働環境の整備が重要であることが浮き彫りになりました。シフト対応の柔軟さや体力的負担の少なさが続ける理由として挙げられる一方で、労働環境が整っていないことが辞める理由として挙げられる現状は、業界全体で改善が求められるでしょう。
※出典元
プロキャス警備調べ