2023/10/25 ギグワークス株式会社
あなたは最新の労働市場の動向を知っていますか?
今回はツナグ働き方研究所が発表した「労働市場データレポート」の2023年8月のレポートを紹介します。
2023年8月度の有効求人倍率は1.29倍と、前月と変わらない水準を保っています。しかし、前年同月と比較するとわずかに下落しました。
パートの求人倍率は1.29倍となり、正社員の求人倍率は1.02倍の結果となりました。これらの数字から、労働市場の動向に一定の安定性が見られることが伺えます。
完全失業率は2.7%となり、前月と変わらない水準を維持しています。しかし、前年同月と比較すると0.2ポイントの増加が見られます。特に、15-24歳と55-64歳の年齢層での失業率が改善していることが注目されます。労働市場における年齢層ごとの動きに変化があるのではないでしょうか。
新規求人数は前年同月比で1.7%増となり、3か月ぶりに増加の動きを見せました。特に、宿泊業や飲食サービス業、教育や学習支援業での求人数が増加しています。一方、製造業や建設業では求人数が減少していることが報告されています。業種ごとの労働市場の動きに違いがあることようです。
2023年8月度の労働市場データレポートからは、労働市場の一定の安定性と、業種や年齢層ごとの動きに違いがあることが明らかになりました。これらのデータは、今後の労働市場の動向を予測する上で非常に有益な情報となるでしょう。