2024/11/25 ギグワークス株式会社
正社員事務職は、安定性や働きやすさから人気が高い職種です。しかし、その人気ゆえに競争が激しく、転職を目指す人にとっては大きな挑戦となることもあるようです。
今回は、株式会社 R&Gが正社員事務職への転職経験がある210人を対象に行った、「正社員事務職への転職事情に関する意識調査」を紹介します。
今回の調査によると、多くの人が正社員事務職への転職時に2~5社へ応募していることがわかりました。一発で内定を得る人もいるものの、大半の人が複数社への応募を重ねているようです。短期間で複数応募する人もいれば、じっくりと準備を進める人もおり、転職活動の進め方は人それぞれのようです。短期集中型か、継続型か、自分に合った方法を選ぶことが大切になるでしょう。
また、人気職種ならではの「競争率の高さ」もポイントとなります。特に自分のスキルや希望条件に見合う企業を見つけるためには、複数の選択肢を検討することが成功の近道かもしれません。
事務職で役立つスキルとして最も挙げられたのが「OAスキル・PC関連資格」でした。Microsoft Office Specialist(MOS)などの資格は、転職活動を有利に進める大きな武器となります。一方で「簿記資格」や「経理の実務経験」も重宝されており、業務に直結するスキルが高く評価される傾向にあるようです。
しかし、スキルや資格があるだけでは不十分な場合もあります。企業ごとに求めるスキルや経験が異なるため、「応募先企業のニーズに合った準備」が必要です。さらに「給与」「休日数」「勤務地」など、希望条件の優先順位を明確にし、現実的なゴール設定をすることも重要となるでしょう。
アンケートでは、53.8%の人が事務職への転職を「難しい」と感じています。特に長期化したケースでは、応募先とのスキルマッチや自分の市場価値の見極めが難しいことが原因となる場合が多いようです。一方で、スキルや資格を活用しながら短期間で成功を収める人もいます。転職活動を成功させるには、自分の強みを明確にし、それを適切にアピールする力が求められるでしょう。
正社員事務職への転職は、競争率の高さやスキル・条件のマッチングが求められる挑戦ですが、計画的に準備を進めれば大きなチャンスとなります。スキルを磨きつつ、企業のニーズに応じた戦略を立てることで、より良い転職を実現しましょう。