2024/06/28   ギグワークス株式会社

業界ニュース

20代のキャリアに関する調査


あなたは、今後のキャリアについてどのように考えていますか?
多くの若手社員が新しい気持ちで仕事に取り組んでいるこの時期、将来のキャリアについて考えることが増えてきました。
今回は、株式会社エムエム総研が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント『マーキャリNEXT CAREER』が22歳から25歳の会社員を対象に行った、「20代キャリアの考え方」に関する調査を紹介します。
 

■希望と現実のギャップ

今回の調査によると、新卒時に「やりたいことが明確でなかった」と答えた人は約4割でした。しかし、「非常に明確」または「やや明確」と答えた人は6割に上りました。新卒の社内ポジションが希望通りでなかった人のうち、やりがいを感じられないと答えた人は6割以上にのぼり、希望と現実のギャップが存在することが明らかになりました。やりたいことがあっても、そのポジションに就けないことでモチベーションが下がることが問題となっているようです。
 


■将来の不安とキャリアプラン

将来に対する不安を抱えている人は約8割に達しました。特に、「明確なビジョンが見えない」「努力に見合うキャリアアップができるか不安」といった声が多く聞かれました。一方で、約半数の人が今後のキャリアプランに具体的な目標を持っていることも分かりました。これらの人々は現在の仕事が将来のキャリアプランに合っていると感じており、ある程度の方向性を持っていることが示されています。
 

■転職への意識

現在の企業でどれくらい働く予定か尋ねたところ、具体的に考えていない人が最も多く、次いで「1年以内」「~3年」と続きました。約3割の人が3年以内に転職を考えており、転職活動を実際に行っている人も一定数いることが示されました。特に、現在の職場でのキャリアプランが将来の目標に合っていないと感じている人が多く、職場の柔軟性や将来性に疑問を感じているようです。
 

■まとめ

今回の調査から、若手社員が希望と現実のギャップに悩み、将来に不安を抱えながらも、具体的なキャリアプランを持っていることが分かりました。企業側は社員の希望を尊重し、柔軟な配属や人事異動を行うことで、社員のやりがいや定着率を高めることが求められるでしょう。
将来の不安を減らすためにも、今の仕事での経験を活かしながら、自分の理想とするキャリアを目指していくことが大切となるでしょう。