2023/08/02 ギグワークス株式会社
世帯年収別、また男女別に収入についてはどのように考えているのでしょうか。また、収入を増加するために行っていることはあるのでしょうか。
今回は、女性のライフスタイル支援を行うライフコンサルタント・奥井 まゆが行った「世帯年収」についての調査を紹介します。
男女共に、世帯年収を100万~200万円増やしたいという意向が最も強いことが明らかになりました。男性の23.6%、女性の22.2%がこの金額を選んだ一方、男性は女性よりも高額な収入増を希望する傾向にあり、500万円以上増やしたいという回答が20.7%、200万~300万円未満という回答が15.8%でした。女性は100万~200万円未満の希望が多い一方で、「特に増やしたいとは思わない」と答えた女性が18.3%と、男性の14.3%よりも高い結果となりました。
次に、その収入増加への取り組み方を見ると、男性の最多は「投資などの資産運用」を行っている(42.1%)でした。一方で女性の最多は「何かしたいと思っているが、何もしていない」(43.2%)という回答で、実際に行動している割合は男性より低い傾向が見受けられます。「副業・アルバイト」を選んだのは、男性24.2%、女性28.9%で、この項目だけは女性の方が多い結果となりました。
「何かしたいと思っているが、何もしていない」と回答した人々に理由を尋ねたところ、「時間がない」が最も多く、男性47.4%、女性43.2%が挙げました。また、「何をしたら良いかわからない」が次に多く、男性27.7%、女性32.8%がこの理由を選びました。
一方、既に世帯年収を増やすための行動をしている人に、そのきっかけを尋ねたところ、男女ともに「出費の増加」が最多(男性:33.3%、女性:34.3%)で、「家族の増加」が次に多く、男性32.2%、女性23.3%がこの理由を挙げました。
この調査からは、男女ともに世帯年収を100万~200万円未満増やしたいという意向が最も多いことがわかりました。しかし、その取り組み方や実行力には男女間で大きな違いがあり、特に女性は「何もしていない」が多い一方で、「副業・アルバイト」を選ぶ人が多い傾向がありました。また、「時間がない」、「何をしたら良いかわからない」が行動をとらない理由として多く挙げられました。さらに、世帯年収を増やすための行動を始めるきっかけとしては、「出費の増加」、「家族の増加」が最も多かったです。これらの結果は、世帯年収を増やすための策を考える材料の一つになるでしょう。
※一般社団法人 日本リレーションシップ協会 調べ