2022/12/16 ギグワークス株式会社
DX(デジタル・トランスフォーメーション)化していく社会に合わせて、技術革新や新しいビジネスモデルなどについて学ぶ「リスキング」。副業の年収が高い人のなかにはリスキングに取り組んでいる人がいます。
本記事では、パーソルキャリア株式会社が行った調査内容をもとに、副業年収とリスキング領域の関係と、リスキングを始める理由についてご紹介します。
パーソルキャリア株式会社は、全国の20~50代の副業をしている400人を対象にリスキングの実施状況について調査しました。そのなかで「リスキングの領域」を、年収ごとにランキング形式でまとめています。副業の年収ごとのそれぞれの1位は、300万円未満は「マーケティング/PR」、300万円以上500万円未満は「商品/サービス企画」、500万円以上800万円未満は「新規事業開発/事業企画」「商品/サービス企画」、800万円以上は「経営企画」という結果になったそうです。
「経営企画」は、300万円以上500万円未満、500万円以上800万円未満のトップ3には入っています。取り組んでいる領域や学ぶ領域が経営などの、組織の上層部が取り組む内容に近いほど、副業の年収が高くなる傾向が見受けられます。
またパーソルキャリア株式会社は、リスキングを始める理由についても尋ねています。ここでも年収ごとに違いが出ています。どの年収属性でも「収入を上げるため」と「仕事の幅を広げるため」が挙がっていたそうですが、副業の年収が高いほど、リスキングを始める理由が「仕事の幅を広げるため」という回答が多くなっているようです。
この結果から、年収が高い人ほど、リスキングの目的が専門性を高めるためではなく、多角的な視点を持つためであると推測できます。また逆説的に、仕事の幅が広がることで年収が増えるという傾向があるとも言えそうです。
今回の調査から、副業をしている人がリスキングをしている領域は、副業の年収ごとに少々異なることがわかりました。また、リスキングを始める理由は、収入アップと仕事の幅の広がりの両方を求める人が多く、年収が高い人ほど仕事の幅を広げたいと考えているようです。