2024/07/10 ギグワークス株式会社
仕事に対する「幸せ」を実現するための企業の視点とは何でしょうか?
今回は、株式会社オープンアップグループが運営する「幸せな仕事総合研究所」が、働く10~50代の男女合計4,578名を対象に行った、<2024年度 幸せな仕事に関する実態調査>を紹介します。
今回の調査によると、働く10~50代の平均「仕事に対する幸せ度」は約55点と、昨年度から約1ポイント減少しています。プライベートの充実を含む「ワークライフバランス」が重要な要素とされ、特に労働時間が適切で残業や休日出勤が少ないことがポジティブな要因として挙げられました。現代の企業は、社員が充実したプライベートを送れるような労働環境の整備が求められています。
今回の調査では、働く際に「人手不足を感じている」人が全体で約61%に達しました。最も多い理由は「十分な人員がいないため、作業時間が足りない」とのことです。これに対し、約40%の人が「人材育成・スキルアップ」が必要と考えています。現代の企業は、スキルアップの機会を提供し、社員が多様な業務をこなせるようにすることで、人手不足を補う努力が求められています。特にZ世代は、個別のカウンセリングやメンター制度など、成長を支援する具体的な制度を望んでいる傾向が強いようです。
「デジタルトランスフォーメーション(DX)」についても調査が行われ、全体で「DXが進んでいる」と評価したのは約27%に留まりました。一方で、Z世代では約48%がDXの進行を感じており、特に「生産性向上・業務効率化」を求める傾向が顕著です。これらの結果からも分かるように、企業は最新のデジタルツールを活用し、業務効率を高めることで、人手不足の改善と仕事の幸せ度向上を目指すことが求められています。
今回の調査結果から、現代の企業は社員のワークライフバランスを重視し、人材育成やDXの推進に注力することが求められています。特にZ世代のニーズに応えることで、仕事に対する幸せ度を高め、社員の満足度を向上させることが可能です。これからの企業は、柔軟な働き方や成長支援を通じて、社員が安心して働ける環境を整えることが重要となるでしょう。
※出典元
株式会社オープンアップグループ調べ