2023/10/18 ギグワークス株式会社
2023年、副業・兼業はどのように変わったのでしょうか?
多くの社会人が抱える収入のギャップと、副業への期待はあるのでしょうか。
今回は、株式会社ライボの調査機関『Job総研』が行った「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」を紹介します。
今回の調査によれば、78.0%の人々が本業に「満足している」と回答しています。しかし、理想の平均年収は769.2万円で、実際の平均年収は570.6万円となっています。この198.6万円の差が、多くの社会人の副業への関心を引き起こしている可能性があります。
67.9%の人々が副業の経験が「なし」と回答しました。特に20代の未経験率が最も高く、72.3%に上りました。副業を始めるきっかけとして「本業から得る収入への不安」が47.0%で最も多く、次いで「本業にやりがいを感じづらかった」という理由が27.8%でした。
副業のみの平均年収は326.8万円で、理想の年収は453.6万円という結果でした。この126.8万円の差もまた、多くの人々の副業への関心を引き起こしている要因の一つかもしれません。また、68.5%の人々が会社で副業が「許されている」と回答していますが、56.2%の人々は職場で副業の話を「出しにくい」と感じています。会社の規定や職場の雰囲気が、副業を始める大きな障壁となっている可能性があります。
今回の調査から、多くの社会人が本業の年収に対する不満や不安を感じていることが明らかになりました。その結果、副業に対する関心が高まっているものの、実際には始められていない人が多いという現状が浮かび上がってきました。会社の規定や職場の雰囲気が、副業を始める大きな障壁となっていることも考えられます。副業を通じて収入のギャップを埋めるための環境整備が、今後の課題なってくるでしょう。