2024/01/16   ギグワークス株式会社

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サラリーマンの投資意識と新NISAへの関心


物価上昇の影響を受けている現代社会において、サラリーマンの投資への興味や知識はどの程度あるのでしょうか?
今回は、株式会社LENDEXが行った「サラリーマンのお財布事情」についての調査を紹介します。
 

■投資状況と認識のギャップ

今回の調査によると、年収400万円~600万円台の20代~50代のサラリーマンの約半数が投資を行っており、特にiDeCoやNISAに関心を持つ人が多いことが明らかになりました。しかし、投資を行っていない理由としては、投資に回せる資金の不足や投資知識の欠如が挙げられています。2024年から始まる新NISAに対する認知度は高いものの、内容の理解度にはまだ差があります。また、政府の「貯蓄から投資へ」の方針については、認知度が低いことが判明しました。
 


■投資を始めるきっかけは何か?

サラリーマンの間で投資への関心が高まっている背景には、物価上昇や将来への不安があります。新NISAの開始や税制優遇措置などが、投資を始めるきっかけとなっているようです。しかし、投資を行っていない人の中には、資金不足や知識不足を理由に挙げる人が多く、これらの問題をどのように解決するかが鍵となります。

 
■新NISAに対する理解度は?

新NISAについては、多くのサラリーマンが認知していますが、その内容を「充分に理解している」と答えたのは17%に留まりました。これは、新NISAの普及に向けて、より詳細な情報提供や教育が必要であることを示しています。投資初心者にとって、新NISAのメリットやリスクを正しく理解することが重要です。
 

■まとめ

この調査は、現代のサラリーマンが投資に対してどのような意識を持っているかを明らかにしています。物価上昇や将来への不安が投資への関心を高めている一方で、知識不足や資金不足が大きな障壁となっています。新NISAの開始は多くの人々にとって投資を始める良い機会となるかもしれませんが、そのためにはより多くの情報提供と教育が必要です。投資を始めるための障壁を克服し、より多くの人々が安心して投資を行える環境を整えることが、今後の重要な課題となるでしょう。