2022/02/23 ギグワークス株式会社
フリーランスという働き方が社会に浸透してきて数年が経ち、新型コロナウイルスによる影響で「働き方のフリーランス化」という流れは加速しているように感じる。一昔前には「収入が不安定」「仕事をもらうことが困難」とい
イメージがあったフリーランスだが、現在はどのように環境が変わってきたのだろうか。
人財サービスを展開するアデコ株式会社が、現役フリーランスとして働いている300名を対象にフリーランスという働き方に関するアンケート調査を実施した。
アンケート調査の質問で、フリーランスという働き方を選択した理由を聞いている。結果は1位から順に「自分のペースで仕事をしたかった」、「自分がやりたい仕事をしたかった」、「働く時間を自分で決めたかった」という結果だった。やはり自分らしく働けること、ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方が最大の魅力といえるようだ。
アンケート調査のなかに、フリーランスとしての年収を聞いている質問項目があった。5割弱が「300円未満」であることがわかったが、2019年に比べると7%減少しており、「300万円以上」と答える人が増加していた。特定の職種によって、「1000万円以上」という回答も3.3%程いるそうだ。
フリーランスの前に会社員として働いた経験のある129名を対象に、会社員時代とフリーランスにおける働き方の違いについて質問している。
フリーランスで良かった点として最も多い回答は「ワーク・ライフ・バランスがとりやすい」のようだった。次いで、「仕事以外の自分時間が確保できる」、「やりたい仕事ができる」という順となっていた。
逆に、フリーランスで苦労している点で最も多い回答は「収入が不安定」のようだった。やはり、会社員のように収入を一定に保つことは現在でも大きな課題として残っていると考えられる。
以上のようなメリット・デメリットがあるフリーランスであるが、約8割が「フリーランスを継続したい」と考えていると言う。回答者の声を聞くと、フリーランスの持つデメリット以上に、自分らしく働けることや人間関係のストレスから解放されるというメリットを重視する意見が多く見受けられたという結果だった。