2024/02/29   ギグワークス株式会社

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現代社会における正社員の賃金不満と副業への意識とは


あなたは現在の収入に満足していますか?
今回は、株式会社マイナビが正社員800名を対象に行った、「正社員の賃金不満と副業の意識調査」を紹介します。
現代社会における賃金の実情と副業に対する意識について、どのような結果となったのでしょうか。
 

■なぜ多くの正社員が賃金に不満を持つのか?

今回の調査によると、65.5%の人が現在の生活に金銭的な不安を感じており、年収に満足している人はわずか27.5%に留まっている結果となりました。理想の年収は中央値で550万円であるにも関わらず、実際の年収の中央値は400万円で、約半数の人が400万円未満の年収であることが判明しました。このような理想と現実のギャップが、賃金に対する不満の大きな原因となっているようです。また、副業に対する意識も高く、副業を通じて年収アップを図りたいと考えている人が多いことがわかります。

 


■副業は本当に年収アップの解決策になるのか?

副業による月収平均は5.7万円と、多くの人が副業から得られる収入には限界があることを感じています。副業年収が1万円に満たない人も6割にのぼり、副業が生活の足しになっている層は限定的です。しかし、副業を通じて得られる収入だけでなく、新たなやりがいを見出す人もいる一方で、生活の時間に余裕がなくなるなどの課題も浮き彫りになりました。これらの結果から、副業が一つの解決策となり得るものの、それに伴う課題も十分に理解する必要があることが示されています。
 

■まとめ

今回の調査からは、現代社会における正社員の賃金不満と副業に対する意識の高さが明らかになりました。多くの人が賃金に不満を持ち、理想と現実の間に大きなギャップを感じています。副業が収入アップの一つの手段として注目されていますが、副業による収入の限界や生活時間の圧迫など、様々な課題も存在します。これらの調査結果を踏まえ、個々人が自身のキャリアと収入に対する意識を見直し、より良い働き方を模索することが重要となるでしょう。