2024/09/12   ギグワークス株式会社

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「履歴書不要」の求人、応募者の本音とは?


手軽に応募できる「履歴書不要」の求人。あなたは、応募しやすくなる一方で職場への不安を感じることはありませんか?
今回は、総合人材情報サービスの株式会社アイデムが2024年7月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に行った、仕事探しに関する調査を紹介します。
 

■「履歴書不要」ってどう感じる? 利便性と不安のバランスは?

今回の調査によると、多くの求職者は「履歴書不要」の求人に対してポジティブな印象を抱いています。46.6%が「応募がしやすくなる」と回答し、手続きの簡素化に魅力を感じています。また、30.4%が「写真代などのコストがかからない」と考え、応募のハードルが低くなる点を歓迎しています。一方で、26.0%が「人の入れ替わりが多い職場かもしれない」と懸念を示し、24.7%が「見た目で判断されそう」と不安を抱いていることがわかりました。利便性を重視する一方で、職場環境や選考基準に対する不安があるのは興味深い点です。
 


■履歴書の提出形式で応募意欲が変わる?

次に、履歴書の提出形式による応募意欲の変化について調査結果を見てみましょう。全体の6割は、「提出形式が変わっても応募意欲には影響がない」と回答しましたが、正社員希望者の27.5%が「データ提出の場合、応募意欲が高まる」と答えています。特に、デジタル提出が好まれる傾向が強く、効率性が重視されています。一方で、非正規雇用を希望する人の多くは、履歴書提出自体にネガティブな感情を抱いており、2割以上が「どの形式でも応募意欲が下がる」としています。このように、提出形式が応募意欲に与える影響は雇用形態や個々の状況によって異なるようです。
 

■パートや正社員、働き方の理由は何?

パート・アルバイトを希望する理由として最も多かったのは、「自分の都合に合わせて働きたい」という声で、55.5%がこれに該当しました。また、36.0%が「生活との両立」を理由に挙げ、時間的な柔軟性が重視されていることがうかがえます。一方で、正社員を希望する理由としては、「安定して働きたいから」(58.8%)が最多となり、社会保険の加入(54.9%)やキャリアアップ(43.1%)を理由に挙げる人も多くいました。パートタイムと正社員では、求めるものが大きく異なることが浮き彫りになっていることが分かります。
 

■まとめ

「履歴書不要」の求人は、手間が省ける点で求職者にとって魅力的ですが、同時に職場環境への不安もつきまといます。また、履歴書の提出形式が応募意欲に影響を与えることが明らかになり、特に正社員希望者にとってはデジタル提出が好まれる傾向にあります。最終的には、働き方や希望する雇用形態によって、求人へのアプローチも大きく異なることがわかりました。この調査結果から、自分に合った働き方を見つけるための新たな視点が得られるかもしれません。