2023/11/24 ギグワークス株式会社
2025年問題に直面する派遣業界が新たなチャンスを迎えています。超高齢化社会の到来と労働人口の減少がもたらす課題を、企業はどのように捉え、どのような対策を講じているのでしょうか?
今回は、株式会社cielo azulが行った「2025年問題と派遣業」に関する調査を紹介します。
今回の調査によると、派遣業界は2025年問題を大きなチャンスと捉えています。2025年問題とは、日本が超高齢化社会に突入し、労働人口の減少が予想される社会的課題です。調査では、派遣会社社員の65%がこの問題をチャンスと見ており、企業の多くが待遇改善や福利厚生の見直し、派遣社員の増員などの対策を講じています。
新型コロナウイルスの流行は、派遣業界にも大きな影響を与えました。約55%の企業が派遣社員の需要が増えたと回答しており、その理由としてはリモートワークの普及や業務量の増加、正社員の減少に伴う補充などが挙げられています。これは、企業が柔軟な人員配置を求めていることを示しており、派遣業界にとっては新たなビジネスチャンスを意味しています。
2025年問題に対応するため、派遣業界では様々な取り組みが進められています。派遣社員の昇給や福利厚生の見直し、リスキリング支援など、質の高い人材を確保し、企業のニーズに応えるための施策が重要視されています。また、約半数の派遣会社が2025年問題に関連する新たな商品やサービスの検討を進めており、派遣業界全体がこの大きな社会的変化に積極的に対応しようとしている様子が伺えます。
2025年問題は、派遣業界にとって大きな挑戦でありながら、同時に新たな機会をもたらしています。企業の多様なニーズに応えるため、派遣業界は人材の質の向上やサービスの多様化に注力しています。この動きは、派遣社員にとってもキャリアアップのチャンスを意味しており、業界全体が活性化する可能性を秘めています。これからの自身のキャリアについて、重要な情報となるのではないでしょうか。