2022/12/09 ギグワークス株式会社
これからギグワークを始める方のなかには、将来的にフリーランスとして独立していきたいと考えている方もいるのではないでしょうか。市場規模が拡大すると予想される業界でフリーランスとして働くことができれば、仕事に困ることはないでしょう。今回は、フリーランスのなかでも案件が多いIT業界に関連する情報として、株式会社Brocanteがおこなった調査内容を参考にITフリーランスの市場規模や人材数について解説します。
フリーランスエージェントとは、案件を受注したいフリーランスと発注したいクライアントをマッチングするサービスです。フリーランスにとっては、営業活動が不要である点や契約手続きを代行してくれる点が、フリーランスエージェントを利用する大きなメリットです。
株式会社Brocanteによると、ITフリーランスエージェントの市場規模は、2021年には1,039億円となっており、前年比で19.6%増加しているそうです。ITフリーランスエージェントの市場規模が拡大していることから、仕事の供給量が増えているということがわかります。
同調査内では、ITフリーランス人材の数も増加していくことに言及しています。ITフリーランスの人口は、2020年は20.1万人、2021年は23.1万人で、1年で15%以上増えたそうです。2022年には25万人を越える見込みで、前年比で20%以上の増加が予想されています。年間20%ほどの増加ペースを保つと、2024年には約41万人に達します。
フリーランスが増加している背景として、ワークライフバランスなどが重視されることによる労働意識の変化や、知人などが独立し始めているといった第三者の影響などが挙げられていました。
前章でご紹介したとおり、IT業界の仕事の供給量が増えたことで、安定して案件を受注することができ、フリーランスとして独立できる方が増えているのでしょう。その傾向は今後も続くと予想されていることがデータからわかります。
今回は、株式会社Brocanteの調査内容を参考に、市場規模や人材数が拡大していくと予想されているITフリーランスについてご紹介しました。フリーランスになることを目指している方は、仕事の安定性をある程度把握するために、業界の動向を調べておくことをおすすめします。