2024/02/09   ギグワークス株式会社

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新NISAの波に乗るか、それとも…? サラリーマンの投資実態とその背後


新NISAの登場がもたらす、サラリーマンの投資意識の変化はあるのでしょうか。
今回は、カネとホンネ調査研究所が行った、資産運用についてのアンケート調査を紹介します。
 

■投資はもはや少数派の選択ではない?

今回の調査によると、サラリーマンの約半数が何らかの形で投資を実践していることが明らかになりました。特に今年から始まった新NISAに対する関心は高く、投資経験者の9割以上が目を向け、その半数以上が実際に投資を開始する意向を示しています。しかし、投資をしていない人々の間では、新NISAへの関心はやや低め。投資という選択が、まだまだ全ての層に浸透しているわけではないようです。
 


■投資の背景にある現実

投資を行う背後には、年収という大きな要因があります。平均年収程度では投資に回す余裕がないという現実が浮き彫りになっています。また、投資をしていない人ほど公的年金への信用度が低いことも判明しました。これは、金融資産の形成が難しく、将来に対する不安が大きいことを示唆していると言えるでしょう。新NISAのスタートは、サラリーマンの間での金融資産の二極化をさらに進めているのかもしれません。
 

■まとめ

新NISAの登場は、サラリーマンの投資意識に大きな変化をもたらしています。しかし、投資を行うかどうかは個々の経済状況に大きく左右されることが明らかになりました。投資を始めることで将来の安定を目指す人々がいる一方で、手を出せない人々も多く存在します。経済的な背景や将来への不安が、新NISAの波に乗るかどうかを決める重要な要素となっているようです。