2022/07/29 ギグワークス株式会社
ギグワークに関心のある方のなかで、「インボイス制度が気になっている」という方がいるのではないでしょうか。「インボイス制度」は2023年10月1日から導入される消費税に関する制度で、年間売上高が1,000万円未満の免税事業者に該当するフリーランスなどの事業に影響が出ると言われています。フリーランスがインボイス制度の導入についてどのように考えているか、株式会社Lboseが調査した内容をご紹介しますので、ご自身のギグワークの在り方を考える参考にしてみてください。
株式会社Lboseは、専業フリーランスと副業フリーランスに対して調査を実施しました。その調査によると「インボイス制度を知っていますか?」という質問に、「制度内容は知っていて、理解している」と回答したのは全体の19.4%でした。また、名前は知っていると回答した方は全体の75.6%でした。このことから、フリーランスの多くが、インボイス制度という名前は知っているが、内容を理解していくのはこれからであることがわかります。
また同調査内では、インボイス制度の導入後の選択肢についても質問しています。
専業フリーランスは「課税事業者として活動する」という回答が38.7%で最多でした。一方で、副業フリーランスは「免税事業者として活動する」という回答が28.6%で最も多くなったようですが、「副業を辞めて専業に専念する」という26.8%の回答も注目すべきでしょう。
年間売上高1,000万円以上の事業者には消費税が課税されますが、1,000万円未満の事業者は免税されます。しかし、インボイス制度の導入によって、免税事業者のままだと企業との取引が現在よりもしにくくなると考えてられており、フリーランスには課税事業者と免税事業者のどちらとなるかだけではなく、フリーランスとして継続するかどうかという選択も迫られていると言えます。
今回の調査から、インボイス制度の導入によって、フリーランスの在り方が問われていることがわかりました。これからギグワークを始めたり、将来的に独立したりするうえで、インボイス制度について理解することは必須です。導入までは時間があるので、今から少しずつインボイス制度について調べてみるとよいでしょう。