2024/07/26   ギグワークス株式会社

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定額減税の効果とは? アンケート結果から見る実態とは


2024年6月に実施された定額減税。この政策は、賃金上昇が物価高に追いつかない国民の負担を軽減し、デフレ脱却を目指す一時的な措置として政府によって導入されました。しかし、実際のところ、国民はどのように感じているのでしょうか?
今回は、「MoneyFix」を運営する株式会社ウェブクルーが行った、「定額減税に関するアンケート」を紹介します。
 

■定額減税の使い道は何に?

定額減税により、国民一人あたり4万円の所得税と住民税が減税されました。この臨時収入の使い道について、今回紹介するアンケートでは、最も多かった回答は「生活費に使う」で、全体の41.6%を占めました。続いて「預貯金する」(29.2%)、「特に決めていない」(26.6%)という結果でした。多くの人々が生活費の補填に充てているようです。
 


■インフレ対策としての効果は?

次に、インフレ対策としての定額減税の有効性についても調査が行われました。アンケート結果によると、インフレを実感している人は82.7%に上り、その中で定額減税が「有効だと思う」と回答したのは11.9%にとどまりました。しかし、「無いよりは良い」という意見が46.0%を占め、全体で約6割が何らかの形で評価しています。
一方、「足りないと感じる」と回答した人は18.0%、「減税より現金支給の方がいい」という意見が24.1%でした。これらの結果から、多くの人が一定の評価をしつつも、さらなる支援策を求めていることがわかります。
自由回答形式での意見では、「多くの人が生活の助けになっている」との肯定的な意見が見受けられた一方で、「収入が少ない人には十分な支援とは言えない」との否定的な意見も多く寄せられました。このことから、定額減税の効果には一定の評価があるものの、全ての国民が満足しているわけではないことがわかります。
 

■定額減税は来年も続くべきか?

定額減税の継続についても意見が求められました。アンケートでは、82.6%の人が「来年も継続してほしい」と回答しています。これは、物価高が続くことを見越して、国民が安定的な支援を望んでいることを示しています。
 

■まとめ

今回のアンケート結果から、定額減税は生活費の補填に使われ、多くの人々に一定の評価を得ていることがわかりました。しかし、インフレ対策としての効果や支援の継続性については、さらなる議論が必要です。国民の声を反映した政策の実現が求められています。
 
※出典元
MoneyFix
https://moneyfix.jp/