2024/08/05   ギグワークス株式会社

業界ニュース

企業のリスキリング投資意向と課題とは


あなたの会社はリスキリングにどれだけ投資していますか?
今回は、株式会社Hagakureが運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」が、企業のリスキリング推進担当者20代〜50代の男女300名を対象に行った、「リスキリングの投資意向と課題」に関する調査を紹介します。
 

■どのくらい予算を割いているか?

今回の企業のリスキリング推進担当者に対して行われた調査では、「予算は取っていない」と回答した人が最も多く、15.3%に上りました。一方で、リスキリングに対する投資額を増やす予定があると答えた企業は5割以上に達しました。予算を確保している企業の中で最も多い金額は「100万円〜300万円」でありますが、企業ごとに投資額のバラつきが見られます。将来的にはリスキリングへの投資意向が高まっていることが伺えます。
 


■リスキリング推進における主な課題は?

リスキリングを推進する際の最大の課題として、「従業員の時間確保が難しい(41.7%)」と「費用が高い(41.0%)」が挙げられました。さらに、リスキリングの成功要因としては、「従業員の参加と意欲(54.3%)」が最も重要とされています。これに対して「上層部のサポートと関与(42.0%)」も重要視されています。時間や費用の問題に加えて、従業員自身の意欲がリスキリング推進の障壁となっていることがわかります。
 

■注目されるリスキリングの分野とは?

リスキリングにおいて最も注力したい分野として、「デジタルマーケティング(43.0%)」がトップに挙げられ、続いて「AI技術(41.0%)」がランクインしました。また、「データ分析(38.3%)」や「DX推進(31.3%)」も重要視されており、テクノロジー分野のスキルが特に注目されています。どの業界においてもデジタル技術の活用が進んでいることが伺えます。
 

■まとめ

今回の調査では、多くの企業がリスキリングの必要性を認識しているものの、予算や時間の確保、従業員の意欲などの課題に直面していることが明らかになりました。特にデジタルマーケティングやAI技術といった分野が注目されており、企業のリスキリングに対する取り組みが今後さらに進化していくことが期待されます。企業がこれらの課題を克服し、効果的なリスキリングを推進できるようになることを願っています。