2022/04/05   ギグワークス株式会社

業界ニュース

2022年1月版 スポットワーク市場調査


ギグワークや単発バイトを始めとする社会人の副業バイトは社会に広まりつつある。その盛り上がりの背景には、ワーカーの勤労ニーズだけではなく、企業がギグワーカーたちへ積極的に求人を出している事実がある。株式会社ツナググループHCは、同社が運営する『ショットワークス』の求人情報を参照に、2022年1月の求人・応募の状況を集計し、報告した。

 

■求人数の変化

まず、ショットワークスへ掲載されている求人数について同社は報告している。
1月の求人数は、ギグワークの繁忙期であった前月と比較すると数が減っているようだが、前年同月比では大きく増加していることがわかったようだ(+85.8%)。
掲載されている求人を職種別に分類すると次のことがわかったという。前年の同月と比べ、最も大きく増加がみられたのは「倉庫内・軽作業系(+258.4%)、次に「イベント系」、「構内構造・組み立て・加工系」が続いているという。エリア別で求人を分析すると、関西での増加率(前年度比)が最も大きく、+123.6%となっているようだ。
 

■応募数の変化

ツナググループHCの報告では、求人に対するギグワーカーたちの応募数についても触れられている。応募数についても、求人数と似たような傾向がみられ、前月と比べ減少があるものの、前年の同月比では大きな増加がみられたという。
ワーカーの応募について職種別に分析すると、前年度比で最も大きく増加したのは「倉庫内・軽作業系(167.7%)」だという。ついで「イベント系」、「飲食・フード系」となっています。前月比で最も増加率が大きかったのは「運送・ドライバー系」で、+30.7%となっており、ついで「コンビニ系」という結果のようだ。
 
2022年1月の大きな特徴として、就活会場・ワクチン会場の設営という案件に応募が集まる傾向があるという。また、デリバリーニーズが高まっていることから新型コロナウイルスの影響が見受けられる。このようなギグワーク・単発バイトでの収入源は、時短営業の影響が大きい飲食店バイトへの代替案として認知され始めるだろう。