2024/07/19   ギグワークス株式会社

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物価高騰と家計の現状:調査結果から見えるもの


あなたは家計のやりくりに困っていませんか?
今回は、株式会社ウララインターナショナルがユーザー約500名を対象に行った、「物価高」と「家計」に関する調査を紹介します。
 

■家計の苦しさが浮き彫りに

今回の調査では、72.6%の回答者が「昨年より家計が苦しい」と感じていることが明らかになりました。この結果は、多くの人々が物価上昇の影響を強く感じていることを示していると言えるでしょう。特に、食品価格の上昇が家計に大きな負担を与えており、光熱費や家賃の上昇も続いています。この結果から、生活必需品の価格が家計に与える影響の大きさが浮き彫りになりました。
 


■物価高対策の現状とは?

個人が実施している物価高対策として、「外食を控える」、「家庭の食材費を抑える」、「飲み会や会食を控える」といった方法が多くの人に採用されているようです。食費を中心に節約することで家計の負担を軽減しようとする姿勢が見られます。しかし、国や自治体の対策については約70%の人が満足していないと回答しており、現行の対策では不十分であるという声が多いことが分かりました。
 

■実質賃金の減少が背景に

実質賃金の減少も家計の苦しさに影響を与えています。厚生労働省が発表した統計によれば、今年5月の実質賃金は前年同月比1.4%減となり、26カ月連続でマイナスが続いています。賃上げが物価上昇に追いついていない現状が続いており、家計の負担が増加しています。また、総務省の家計調査でも、今年5月の実質的な支出が前年同月比1.8%減少しており、食料や旅行などの支出が減少しています。
 

■まとめ

今回の調査結果から、物価上昇が家計に与える影響の深刻さが浮き彫りになりました。多くの家庭が節約を余儀なくされ、実質賃金の減少がさらに家計の苦しさを増しています。国や自治体の対策が求められる中で、個人の節約努力だけでは限界があることが明らかになりました。今後の政策の改善に期待したいところです。