2024/10/15 ギグワークス株式会社
あなたは職場に尊敬や憧れを抱く先輩はいますか?
今回は、株式会社ジェイックが就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳~29歳の方を対象に行った、「仕事における推しの先輩」※に関するアンケート調査を紹介します。
※今回の調査における「推しの先輩」とは、仕事において尊敬や憧れを抱く先輩、周りに薦めたいと思う先輩(上司は除く)を指します。
今回の調査によると、65%の人が職場に「推しの先輩」がいると答えました。そのうち64.1%が「直属の先輩」を「推し」として挙げており、特に身近な関係が重要視されていることが分かります。仕事で直接関わる先輩が「推し」の中心であるのは、日々の業務や指導を通して自然と信頼関係が築かれていくからでしょう。こうした直属の先輩が若い世代に与える影響は大きいと言えます。
「推しの先輩」に感じる魅力についての質問では、まず「人柄」に注目が集まりました。「優しい」「面倒見がいい」と答えた人が69.2%と最も多く、続いて「話しかけやすい」(61.5%)が挙げられています。先輩がただ知識やスキルを持っているだけでなく、人としての優しさや接しやすさが若手にとって大きな魅力となっていることが分かります。
一方、仕事の面でも「周りから信頼されている」(64.1%)や「知識が豊富」(53.8%)という点が高く評価されています。尊敬する先輩が周囲から信頼されている姿は、若手社員にとっても目指すべき理想像であり、モチベーションを高める要因となっているのでしょう。
「推しの先輩」がいることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。調査結果によると、最も多かった回答は「先輩のようになりたいという目標ができる」(67.9%)でした。身近に尊敬できる先輩がいることで、自分の成長の目標が明確になるのは大きなメリットです。さらに「安心して働くことができる」(53.8%)や「悩みを相談することができる」(35.9%)という回答も多く、職場の人間関係が働きやすさに直結していることが見て取れます。
今回の調査から、若手社員にとって「推しの先輩」がいることは、職場での安心感や成長のモチベーションに大きく影響していることが分かりました。仕事のスキルだけでなく、人としての接し方や信頼関係が重要であることが再確認され、これからの職場づくりにおいても「推しの先輩」の存在はますます重要になっていくことでしょう。