2023/08/01 ギグワークス株式会社
みなさんは収入アップに向けて何か行動をしていますか?
収入アップの手段としては転職、副業、兼業などいくつかあると思いますが、今回は株式会社ビズリーチが調査した年収750万円以上のビジネスパーソンの年収に対する意識調査より、ビジネスパーソンが実践しようとしている年収アップの状況についてまとめてみます。
ビズリーチが行った調査によると、年収750万円以上のビジネスパーソンの約半数が現在の年収に満足していないことが明らかになりました。具体的には、53.5%が満足している一方で、46.6%が満足していないと回答しました。
年収750万円ですと日本人の平均年収よりも多い基準になりますが、それでもより高い年収を求めていることが多いことが分かります。
3年後の希望年収を実現するための方法として、「年収の高い企業への転職」が65.0%と最も多く、次いで「副業・兼業」が32.8%、「リスキリング(スキルや資格を増やす)」が24.3%、「投資」が24.3%と続きました。転職経験のあるビジネスパーソンは「年収の高い企業への転職」を選ぶ傾向が強く、一方で転職経験のないビジネスパーソンは「リスキリング」を選ぶ傾向が強い結果となりました。
本業や副業どちらかで収入アップを目指すのではなく、「本業+副業」の両軸で収入アップを目指し、「投資」に資金を持っていくのが現在のビジネスパーソンができる最善解なのかもしれません。
また、転職経験のない人が学びに走ってしまう傾向が高いことから、収入アップには転職をしてしまう方が効率良く収入アップにつながる学びを得ることがあるかもしれないですね。
転職により年収が上がった経験があるかどうかを聞いたところ、転職回数が1回のビジネスパーソンは63.9%、転職回数が2回の場合は81.0%、3回の場合は89.7%と、複数回転職を経験しているビジネスパーソンのほうが年収が上がった経験があるという結果が出ました。
ビズリーチの調査から、高年収ビジネスパーソンの約半数が現在の年収に満足していないこと、そして年収アップの手段として転職やリスキリングが注目されていることが明らかになりました。これらの結果は、ビジネスパーソンが自身のスキルや経験に応じた報酬を得るため、また企業が事業成長に寄与できるビジネスプロフェッショナルを採用するために、市場の評価を把握し、それに応じた適切な報酬を提示することが求められていることを示しています。