2024/01/19   ギグワークス株式会社

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2023年11月の労働市場動向:新たな動向とは?


あなたは最新の労働市場の動きを知っていますか?
労働市場を知ることは、自身の働き方にも良い影響があるでしょう。
今回は、ツナグ働き方研究所が毎月発表している「労働市場データレポート」の2023年11月度のレポートを紹介します。
 

■有効求人倍率の下降は何を意味する?

2023年11月の有効求人倍率は1.28倍と、4か月ぶりに前月を下回りました。特に注目すべきは、正社員の求人倍率が前年同月比で2年4か月ぶりにマイナスを記録したことです。これは、労働市場における需要と供給のバランスに変化が生じている可能性を示唆しています。
 


■失業率の安定はどう解釈すべき?

一方で、完全失業率は2.5%と前月と同じ水準を保っています。特に25-34歳の年齢層で失業率が若干上昇している点が気になります。これは、若年層の雇用状況に特有の問題があるのか、それとも一時的な変動なのか、今後のデータも注目する必要がありそうです。
 

■新規求人数の減少に見る業界の動向

新規求人数は前年同月比で3か月連続のマイナスを記録し、特に宿泊業や飲食サービス業、製造業などが大きく減少しています。一方で、教育や情報通信業界では求人数が増加していることから、業界によって大きな差があることがわかります。これらのデータから、今後の業界別の雇用動向やキャリア選択のヒントを得ることができるでしょう。
 

■まとめ

2023年11月の労働市場データは、求人倍率の下降、失業率の安定、そして新規求人数の業界別動向という、三つの重要な視点を提供しています。これらのデータを通じて、現代の労働市場の複雑な動きを理解し、私たちのキャリア戦略や企業の採用計画に役立てることが重要です。労働市場は常に変化しており、その変化を正確に捉えることが、これからの時代を生き抜くための鍵となるでしょう。