2023/08/18 ギグワークス株式会社
昨今では正社員という働き方だけではなく、契約社員やアルバイト、パート、派遣社員等、働き方も多様になってきました。また、様々な採用を行っている企業も増えてきました。
今回は株式会社マイナビが発表した「非正規雇用市場における採用・求職動向レポート(2023年5-6月)」を紹介します。
非正規雇用の企業の求人需要は2022年5月-6月の調査以降、26.8%と過去最高を更新する結果となりました。個人の求職活動も17.4%と増加し、非正規雇用は採用・求職活動は共に上昇している結果となり、特に企業における採用の意欲の高まりが見られます。
また、今回のレポートは服装や身だしなみについてのアンケート結果を発表しています。
職場での服装や身だしなみに対する規定の自由化について、8割以上が賛成しており、特に若者の間で支持されています。規定を緩和した企業の36.7%は、従業員の意欲向上や応募者数の増加などの利点を感じています。
一方で、規定緩和をしていない企業からは、お客さんに不快感を与える可能性や清潔感の問題などの懸念点も挙げられました。業態によっては、顧客への配慮や衛生面から規定緩和が難しい企業も存在しているようです。
非正規雇用市場における最新の動向を概観すると、求人・求職の活発化、職場の服装や身だしなみに対する規定の変化、規定緩和の利点と課題などが浮かび上がりました。
アルバイトやパートといった比較的柔軟な働き方や働きやすい環境等が企業の人材戦略や働き方改革の方向性を考える上で重要となってくることが予想されます。