2023/08/22 ギグワークス株式会社
あなたは「学び直し」を考えたとき、何を最も懸念しますか?金銭面、時間、それともスキル獲得の確実性?全国の多くの人々が感じる懸念点とはなんでしょうか。
今回、株式会社フォーイットの全国の10~60代までの男女500人を対象にリスキリングに関するアンケート調査より紹介します。
全国の18歳から69歳までの男女500人を対象にしたアンケート結果によれば、学び直しを考える際の最大の懸念点は「金銭面」で、41.8%の人がこの点を挙げました。特に女性は45.2%と、男性の38.4%よりも高い割合で金銭面を懸念していることが明らかになりました。これは、男女の賃金格差が影響している可能性が考えられます。
職業別に見ると、「無職・その他」や「専業主夫・主婦」の人々が「金銭面」を最も懸念していることがわかりました。また、収入が不安定な「自営業・自由業」の人々も、46.5%が金銭面を懸念しています。これに対し、「学生・パート・アルバイト」の人々は40.0%と、やや低めの結果となりました。これは、収入源や生活環境が懸念点に影響を与えていることが示唆されます。
世帯年収が低い層ほど「金銭面」を懸念する傾向が見られました。具体的には、世帯年収「500万円」の層で50.8%が金銭面を懸念しているのに対し、「1,001万円」の層では29.7%となっています。しかし、高収入層でも3人に1人近くが金銭面を懸念していることから、学び直しに関する懸念は収入に関わらず広く感じられていることが伺えます。
「学び直し」を考える際の懸念点として、金銭面が最も大きな課題となっていることが明らかになりました。特に女性や一部の職業層でこの懸念が強く、収入や生活環境が大きな影響を与えていることが示唆されました。学び直しを考えるすべての人々が、安心して新しい学びに取り組める環境が整うことを願っています。
出典元:https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/13914/