2024/06/07   ギグワークス株式会社

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定額減税:主婦・主夫層の実情と本音に迫る


あなたは定額減税についてどれくらい知っていますか?
定額減税の制度が発表され、多くの家庭にとって嬉しいニュースと思われがちですが、実際にはどうなのでしょうか?
今回は『しゅふJOB総研』が仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を対象に行った、『定額減税』をテーマにしたアンケートを紹介します。
 

■家計に助かると感じるのはどれくらい?

今回の調査によると、全回答者の34.3%が「家計が助かる」と答えています。しかし、その一方で40.0%が「定額減税のことを知らなかった」と回答しており、情報の浸透が課題となっているようです。
家計が助かると感じた人々の中には、税金が少しでも減ることを喜ぶ声が多くあります。例えば、30代の正社員は「所得制限がないなら良いことだ」としつつも、将来的な増税への懸念も示しています。50代のパート/アルバイトは「有難いがわかりにくい制度」との感想を述べており、理解しやすい説明が求められています。
 


■定額減税は一時的な解決策か

定額減税の効果について、多くの回答者が「一時的な解決に過ぎない」と感じているようです。特に、50代の非正規労働者は「一時的ではなく継続してほしい」との意見が多く、持続的な減税策が求められています。また、40代のパート/アルバイトは「それだけ?」と感じるなど、減税の効果に対する疑問も浮かびます。
さらに、減税が実感として感じられないという声も多く、特に企業側の事務手続きの増加や住民税の変動などの手間を指摘する声がありました。これらの意見から、制度のシンプル化と持続性が求められていることがわかります。
 

■定額減税についての無知が問題?

意外にも多くの人が「定額減税について知らない」と回答しています。これは情報提供の不足を示しており、政府やメディアの説明不足が影響していると考えられます。例えば、40代のパート/アルバイトは「税金全般について難しくてわからない」との声を上げており、理解しやすい説明が求められています。
また、税金制度全般についてもっと周知する必要性を感じる意見も多く見受けられました。特に50代のフリーランスは「制度改正やその影響についてもっと周知してほしい」との意見を述べており、税金に関する教育の重要性が浮き彫りになりました。
 

■まとめ

今回の調査から見えてきたのは、定額減税に対する期待と現実のギャップです。多くの主婦・主夫層が減税を歓迎する一方で、その効果や制度の複雑さに対する不満が存在しています。情報提供の強化と、持続可能な減税策の検討が必要です。今後、もっと理解しやすく、実感できる減税策が求められるでしょう。