2022/02/24 ギグワークス株式会社
現代社会は終身雇用時代が終わり、フリーランスや副業など個人でも収入を得られる時代である。20代の若者が持つキャリア観の現在地はどのようなものなのだろうか。株式会社学情は、20代のキャリア観をひも解くためのカギとなる「副業」を中心に、アンケート調査を実施した。
学情の調査内容に、20代の副業にたいする意欲を調査したものがある。結果は「勤務する会社が副業を認めていたら、副業したい」という回答が87.7%だったようだ。
副業を希望する理由としては「終身雇用が当たり前ではないので、収入を得る手段を複数持っておきたい」「転職前に本業以外の仕事も経験したい」といった新しい時代のキャリア観が強く感じられる声もあった。一方、副業を希望しないという回答理由として、「本業が疎かになるといけないので、今は本業を頑張りたい」「本業と両立できるか不安」といった保守的な意見も挙げられている。
同調査では、なぜ副業を希望するのかについてもアンケート調査を行っている。結果は以下の通りだ。
これらの回答から、20代にとって副業とは、単に収入が欲しいという理由だけではなく、独立へ向けたキャリアアップの一歩目、興味のある仕事でも収入を得るためといった場として捉えていることが伺える。
同調査では、「転職前に、副業で仕事内容や相性を確かめる機会があったら活用したいですか?」という質問も行っている。結果は91.7%が「活用したい」と回答した。
副業は、転職前に仕事内容や会社の雰囲気を確かめる手段としても期待されていることが分かります。「転職後のミスマッチを減らせると思う」「現職を続けたまま、転職先の仕事や社風を体験できるのはリスクが少ない」という意見がある。これらの回答から、20代にとって副業は転職へ向けた職場体験としての機能も持っていることが伺える。