2024/02/14   ギグワークス株式会社

業界ニュース

リスキリングの現状と未来とは?


あなたはリスキリングについてどれくらい知っていますか?
労働市場では大きな変革期を迎えており、新しいスキルの習得がこれまで以上に重要視されています。しかし、その実態はどのようなものでしょうか?
今回はインターグ株式会社が22〜60歳までの方に対して行った、「リスキリングに関する意識調査」を紹介します。
 

■リスキリングに対する認識はまだ低い?

今回のアンケート調査によると、リスキリングに関する知識はまだ一般的ではないようです。回答者の約8割がリスキリングについて「ほとんど知識がない」と回答し、リスキリングの重要性を感じている人も全体の3割にとどまりました。この結果は、新しいスキルの習得やキャリアの多様化に対する意識がまだ高まっていないことを示していると言えるでしょう。
 


■新しいスキルの習得はどの程度進んでいる?

アンケート結果からは、新しいスキルを習得しようとしている人は全体の1割程度であり、特に語学やAI・機械学習、プログラミングなどのスキルに関心が集まっていることが明らかになりました。しかし、新しいスキルを習得した人に対する昇格や昇給などの報酬体系は、まだ十分に整っていないという現実も浮き彫りになりました。

 
■キャリアの多様化に向けたチャレンジは?

現在の職場で新しいジャンルの仕事に挑戦したいと考えている人は約2割にとどまり、そのうち実際にチャンスがあると感じている人はわずか25%でした。これは、日本におけるキャリアの多様化や柔軟な働き方への移行が、まだ始まったばかりであることを物語っています。
 

■まとめ

今回の調査からは、リスキリングやキャリアの多様化に対する意識や実態が明らかになりました。多くの人がリスキリングの重要性を感じていない現状や、新しいスキルの習得に対する報酬体系の未整備、キャリアの多様化に向けたチャレンジの少なさなど、日本の労働市場が直面している課題が浮かび上がります。一人ひとりが輝ける社会を目指すためには、リスキリングの重要性の認識を高め、個々のスキルやキャリアの多様化を支援する体制の整備が求められています。