2023/11/21 ギグワークス株式会社
株式会社マイナビが実施した「週休3日制に関する意識調査(2023年)」によると、週休3日制に対する意識は、収入の増減に大きく左右されることが明らかになりました。多くの正社員は、収入が減少する場合には週休3日制を利用したくないと考えていますが、収入が変わらない場合はその逆で、多くが利用を希望しています。また、実際に週休3日制で働く人の半数以上が収入が上がったと回答しており、副業などによる収入増加も一因となっています。
週休3日制を利用していない人々に余暇の使い方について尋ねたところ、趣味や娯楽、睡眠、家族やパートナーとの時間を重視する回答が多く見られました。一方で、副業に時間を割く人は少数派で、多くの人が余暇をリラクゼーションやプライベートな時間に充てたいと考えているようです。これは、働き方の多様化が進む中で、個人のライフスタイルや価値観が仕事に与える影響が大きくなっていることを示しています。
週休3日制の導入は、勤続意向年数や転職意向にも影響を与えています。特に、週休3日制を導入する企業への転職意向は高く、仕事の内容や給料によっては、人材獲得の面で大きな効果があると考えられます。また、週休3日制の導入は、育児や介護などの理由で正社員を諦めざるを得ない層の離職防止や潜在労働力の掘り起こしにも寄与する可能性があります。
週休3日制に関するマイナビ転職の調査からは、収入の保証があれば週休3日制に対する肯定的な意見が多いこと、余暇の使い方に関する個人の価値観の多様化、そして職場環境への影響など、多面的な洞察が得られました。週休3日制は、今後の働き方やライフスタイルの選択肢として、さらに注目される可能性が高いです。