2024/04/22 ギグワークス株式会社
若手のビジネスパーソンが企業選びにおいて成長環境をどれだけ重視していて、仕事を通じてどのように成長を感じているのでしょうか。
今回は、エン・ジャパン株式会社が運営する『AMBI』上で39歳以下のユーザーを対象に行った、「仕事を通じた成長実感」についてアンケートを紹介します。
今回の調査によると、20代から30代のビジネスパーソンの約9割という大多数が企業選びで成長環境を重視しています。これは、自らのスキルを広げ、市場価値を向上させたいという願望から来ているようです。企業が提供する成長支援の質は、彼らの職業選択において決定的な要因となっています。この事実は、今日の若手にとって自己実現がいかに重要かを示していると言えるでしょう。
しかし、全体の約三分の一は仕事を通じての成長実感が乏しいと感じており、その理由で転職を考えたことがあるという回答者が9割以上にものぼります。成長を妨げる最大の障壁として「身近にロールモデルがいない」という点が挙げられています。特に若手にとって、身近な成功例や指導者の存在は極めて重要であり、その欠如が成長の機会を制限していると言えます。
実際に成長を感じる瞬間には、以前よりも困難な仕事を成し遂げた時や新しいスキルを習得した時があります。これらの経験は、自己効力感を高め、より大きな挑戦に立ち向かう勇気を与えるものです。こうしたポジティブな体験が自己成長を促進し、仕事の満足度を向上させることが明らかになっています。
今回の調査結果からは、成長機会の提供が若手ビジネスパーソンの企業選びにおいて非常に重要であることが示されました。また、仕事を通じて成長を実感できないことが高い転職意向につながっており、企業には彼らが求める成長機会をどのように提供するかが求められています。これらの結果は、企業が人材の育成と定着の戦略を練る上で重要な示唆を与えているでしょう。