2024/11/13   ギグワークス株式会社

業界ニュース

知られざる支援制度でスキルアップ! 企業の成長を後押しする人材育成の新常識とは?


慢性的な人手不足が続く今、企業にとって従業員のスキルアップは欠かせません。
今回は、株式会社 学研ホールディングスのグループ会社である、株式会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」にて行った、「人材開発支援助成金およびキャリア形成・リスキリング推進事業に関する実態調査」を紹介します。
 

■人手不足の解消策は、外部からの採用だけではない?

今回の調査によれば、46.6%の企業が「人手不足が深刻な課題」と回答し、さらに38%の企業が「少なからず課題になっている」と答えました。つまり、約8割の企業が人材不足に悩んでいるという結果です。しかし、単に新しい人材を採用するだけでなく、社内での人材育成が解決策になることをご存じでしょうか? 特に、厚生労働省の支援制度を利用すれば、費用負担を抑えつつ、既存の社員のスキルを向上させることが可能となるでしょう。
スキルアップの機会を提供することで、従業員のモチベーション向上や離職率の低下も期待できるため、多くの企業にとって制度を活用するメリットがあるのではないでしょうか。
 


■「支援制度なんて知らない…」が多数派だった事実

調査では、「人材開発支援助成金を知っていますか?」という質問に「よく知っている」と答えたのはわずか6.6%、「厚労省のキャリア形成支援制度を知っている」は4.6%に留まりました。この認知度の低さは驚きです。多くの企業が人材育成の課題を抱えながらも、これらの支援制度を活用していない現状が浮き彫りになりました。
制度の活用により、新たな技術や知識を習得できることは、実際に活用した企業の6割以上が効果を実感しています。
 

■リスキリングで未来を拓こう

この調査結果から見えてくるのは、従業員のスキル向上が企業全体の生産性向上につながるということです。特にリスキリング(再学習)を推進することで、業界の変化に柔軟に対応できる人材を育てることが可能でしょう。
 

■まとめ

人材不足が叫ばれる現代、外部からの採用だけに頼るのではなく、既存社員のスキルアップに投資することが企業の持続的な成長のカギとなります。人材開発支援助成金やリスキリング推進事業の活用は、費用を抑えつつ効果的な人材育成を実現する一助となります。スキルアップした従業員が、企業の未来を切り拓く原動力となることでしょう。
 
※出典元
スキルアップ研究所調べ
https://reskill.gakken.jp/4379