2022/11/21 ギグワークス株式会社
ミレニアル世代やZ世代と呼ばれる20~30代前半の方は、今の収入に不安があり副業に注目しているというデータがあります。ギグワークを含む副業や、フリーランスに注目している方の背景には何があるのでしょうか。今回は、株式会社HATCHが20~30代前半の方を対象に実施したアンケート調査をもとに、若手社会人の働き方に関する価値観をご紹介します。
株式会社HATCH によると、副業やフリーランスを希望した理由について質問したところ、「職場の『環境』に不満があった」と「職場の『給与』に不満があった」がそれぞれ17.2%と最多の回答だったそうです。次いで、金銭面に関する不安と、今までと異なる働き方への憧れといった回答がそれぞれ15.9%でした。
従来の働き方は、年功序列や終身雇用によって、1つの会社に長く務めることにメリットが多くあります。しかし、20~30代前半の方のなかには、1つの会社で働き続けるよりも、自由度の高い働き方ができる環境や会社以外の収入源を求めている方がいると言えます。
また、同調査内で副業やフリーランスの今後の需要について質問すると、70.4%が「高まる」、27.8%が「多分高まる」と回答しており、ほとんどの方が需要を感じているようです。その理由については「身近な人の影響」が最多の70.4%で、他には「メディアで取り上げられているから」「SNSなどによく流れてくるから」などの回答が挙がっていました。
近年、SNSや動画配信サイトなどを利用することで誰でも情報発信できるため、副業やフリーランスについての情報が増えています。その情報から、副業は想像していたよりも取り組みやすいものだと感じ、ギグワークから始めてみようと考えている方もいるでしょう。「『身近にギグワークや副業を始めた人がいる』という方が副業などに関心を持つ」という連鎖は、今後も続いていくと多くの方が予想していることがアンケート調査から伺えます。
今回の調査から、20~30代前半の方は、自由度の高い働き方を求める価値観を持っている方が多く、身近な情報や人から刺激を受けて副業に取り組みだしていることがわかりました。現在の働き方になんらかの不安を感じている方は、ギグワークが不安解消のきっかけになるかもしれません。