2024/09/10   ギグワークス株式会社

業界ニュース

社会保険適用拡大で主婦・主夫層の働き方に変化は?


あなたは2024年10月からの社会保険適用拡大について知っていますか?従業員数が51人以上の企業が対象となり、これによって多くの主婦・主夫層が影響を受けることが予想されています。
今回は、『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス)が仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に行った、『社保拡大』をテーマにしたアンケート調査を紹介します。
  

■適用拡大はどのような影響をもたらすのか?

2024年10月から、社会保険の適用対象となる企業の規模が従業員数51人以上に拡大されることを知っていたと回答したのは、今回の調査によると63.8%でした。この改正は、働き方に関して賛否が分かれているものの、多くの人に影響を与えるでしょう。特に、「今より給与を高くしたい」と回答した人が22.9%と、働くモチベーションに変化が出てくることが示されています。加えて、39.3%の人は「希望条件に影響はない」と答えているものの、適用拡大により従業員の意識が変わりつつあるでしょう。
 


■不安を感じる声も多数存在?

一方で、制度改正に不安を感じている声も少なくありません。例えば、「社会保険料が高すぎる」「今後の老後の生活が不安」という声が多く見られました。特に、扶養内で働くことを希望する人々にとって、収入と社会保険料のバランスが問題視されています。また、長時間働くことが難しい家庭環境にある人たちにとっては、短時間で働くメリットが増えない限り、今回の改正が大きなメリットとは感じられないようです。
 

■社会保険適用拡大は誰のため?

社会保険の適用拡大は、全ての労働者に公平な福利厚生を提供することを目指していますが、主婦・主夫層の中には、適用範囲が拡大することによる負担増を懸念する声が多く上がっています。「働きたいけれども、扶養内で収まる範囲で」というニーズが依然として高い中で、今後の労働市場がどのように変化するかが注目されます。
 

■まとめ

2024年10月からの社会保険適用拡大に伴い、多くの人々の働き方や生活に影響が出ることが予想されます。この改正がどのように受け入れられるのか、そしてそれが家庭と仕事の両立にどう影響を与えるのか、今後の動向を注視する必要があるでしょう。扶養内で働きたい人々の不安や懸念が解消され、より多様な働き方が選べる環境が整うことが期待されます。