2024/03/27   ギグワークス株式会社

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若年フリーターの正社員希望率、なぜ減少しているのか?


あなたはどのような働き方を希望しますか?
今回は、レバレジーズ株式会社が全国の18歳〜29歳の正社員・フリーター約2,000人を対象に実施した、働き方やキャリアに関する調査である「若者しごと白書」を紹介します。

 
■正社員を望まない若者たちは何を求めているのか?

今回の調査によると、若年フリーターの正社員希望率は年々減少しており、2024年には34.4%にまで下がっています。この傾向は、自分の時間を重視し、労働における「タイパ」を大切にするZ世代の価値観の変化が影響していると考えられます。彼らは、自由な時間を享受し、仕事量や勤務時間を自分で調整できる働き方を好むようです。
 


■若年フリーターの働き方とは?

調査によると、若年フリーターの約半数は賃上げを実感しており、その多くが週5日以上働いています。しかし、彼らが正社員になりたくない主な理由は「自分の時間に対する自由度が低いと感じるため」であり、正社員としての働き方に対するマイナスイメージが強いことが明らかになりました。若者たちは安定よりも自由を選ぶ傾向にあるようです。
 

■今後の働き方の変化とは?

Z世代の間で広がる「タイパ」重視の考え方は、働き方に大きな変化をもたらしています。デジタルネイティブ世代は、時間に対する効果を重視し、自分の欲しい情報を自分で収集する能力があります。これにより、彼らに合った新しい働き方や雇用の形態が求められるようになるでしょう。企業側も、この変化に対応するためには、若者に魅力的な働き方を提案し、彼らの価値観に合った採用活動を行う必要があります。
 

■まとめ

若年フリーターの正社員希望率の減少は、彼らの働き方や価値観の変化を示しています。自由な時間を重視し、「タイパ」を大切にする若者たちにとって、従来の正社員としての働き方は魅力を感じにくいものとなっています。今後、企業は若者たちのニーズに合わせた新しい働き方を提案し、彼らが自分らしく働ける環境を整えることが求められるでしょう。